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Bifidobacterium longum KABP-042&Pediococcus pentosaceus KABP-041 ビフィズス菌:ビフィドバクテリウム・ロンガム KABP-042(写真左) 乳酸菌:ペディオコッカス・ペントサセウス KABP-041(写真右)

乳児の腸内細菌のバランスを改善する、ビフィズス菌・乳酸菌ミックス(B. longum KABP-042 & P. pentosaceus KABP-041)。スペインの乳酸菌企業「AB-Biotics S.A.」が保有するプロバイオティクス(※1)です。乳児に摂取させると、コリック(※2)の時間を短縮する傾向がパイロット試験で観察されています。

整腸作用や免疫力の向上などの働きを持つビフィズス菌や乳酸菌。近年の研究で、ビフィズス菌や乳酸菌の種類や、授乳の方法(母乳や粉ミルク等)によって効き目は異なりますが、「乳児のコリック」にも効果を示すデータが複数報告されています。腸内環境が乱れると、お腹の不快感から乳児が泣き続けることがあり、腸内環境を改善する一部のビフィズス菌や乳酸菌とコリックの抑制に関する研究が行われています。
(De Weerth C. et al. 2013; Lehtomen L. et al. 1994; Savino F. et al. 2004; Savino F. et al. 2009; Tintore M. et al. 2017)

※1 プロバイオティクス:十分量を摂取したときに宿主に有益な効果を与える生きた微生物(WHO 2002)
※2 (乳児の)コリック:{世界的診断基準(Rome Ⅳ)での定義}「健康で成長に問題がない生後5ヶ月までの乳児に見られる、熱や病気といった理由もなしに、過敏・興奮・号泣の発作が続く状態のこと。臨床研究的には、上述の状態が1日3時間以上続き、これが週3日以上続くことを指す。」(Koppen I. J. N. et al 2017)

コリックの乳児で腸内細菌バランスの乱れが観察されています。

乳児のコリックは生後5ヶ月までに始まる、乳児が激しく泣き続ける現象のことを指し、保護者にとっては心配の種です。特に、夜間に起こるコリックは乳幼児はじめ保護者の睡眠不足につながるとして深刻な健康問題となっています。コリックの明確な要因は明らかになっておらず、確実な対策も見つかっていません。
コリックの研究は海外にてよく進み、「腸内細菌バランスの乱れ」がコリックの原因の一つとして考えられています。乳児の腸内細菌バランスは、ミルクの回数や離乳食、生活環境などが影響し、簡単に乱れてしまいます。腸内細菌バランスが乱れた状態、ビフィドバクテリウム属の細菌が減り、エンテロバクター科の細菌が増えた状態では、①毒素による腸の炎症、②発生したガスによる腸の圧迫といった不調が起こり、お腹の不快感がコリックにつながる可能性が考えられています。

腸内細菌バランスの変化と腸内環境の関係

ビフィズス菌・乳酸菌ミックスで、乳児の泣く時間が短くなる傾向が観察されました。

パイロット試験で生後21日〜120日の乳児にプロバイオティクス「ビフィズス菌・乳酸菌ミックス(B. longum KABP-042 & P. pentosaceus KABP-041)」を与えました。プラセボ群と試験群の乳児が泣く時間の減少量(前後差)を測定した結果、1日に泣く時間の減少量(前後差)が大きくなる傾向が観察されました。効果確認のため、同様の臨床試験をより大きなサンプルサイズで行う必要があります。

プロバイオティクス(ビフィズス菌・乳酸菌ミックス)を摂取した乳児で泣く時間の減少量(前後差)が大きくなる傾向

泣く時間の変化
実験内容
■対象:21-120日齢の乳児、20人(母乳、人工乳を両方飲用)
■実験方法:
ランダム化プラセボ対照二重盲検
<群構成>

 グループ①:

プロバイオティクス摂取群/ビフィズス菌・乳酸菌ミックス(B. longum KABP-042 & P. pentosaceus KABP-041)を1.0×109 CFU※(=10億個)含むドロップを摂取した群(n=11)

 グループ②:

プラセボ摂取群/ビフィズス菌・乳酸菌ミックス(B. longum KABP-042 & P. pento saceus KABP-041)を含まないプラセボドロップを摂取した群(n=9)

<方法>
ビフィズス菌・乳酸菌ミックス(B. longum KABP-042 & P. pentosaceus KABP-041)を含むドロップ、またはプラセボドロップを二週間の間、毎日摂取させ、一日に泣いた時間、泣き始めてから泣き止むまでの時間(一回当たりに泣いた時間)を測定しました。
※CFU:菌の量を表す単位

Santas J. et al. Int J Pharm Bio Sci 2015 Apr; 6(2):(P)458-466

「ビフィズス菌・乳酸菌ミックス(B. longum KABP-042 & P. pentosaceus KABP-041)」は、乳児にあう独自の菌を採用しています。

「ビフィズス菌」「乳酸菌」にはたくさんの種類がありますが、その全てがコリックの抑制に役立つ訳ではありません。「ビフィズス菌・乳酸菌ミックス」はコリックの原因メカニズムに注目し、独自の2菌株〈Bifidobacterium longum KABP-042〉・〈Pediococcus pentosaceus KABP-041〉を採用しています。ヒト由来で、胃腸内環境でも生存し、生着することが確認されています。(※1)

※1 ヒトや動物の組織を用いて、体内と同様の環境を人工的に作り、薬物の反応を検出する実験系にて確認

「ビフィズス菌・乳酸菌ミックス」の特徴

ガス(二酸化炭素)を産生しない。

腸を圧迫せずに腸内環境を改善し、乳児の腸の不快感を抑制するメカニズムが考えられます。

抗炎症性サイトカインIL-10の産生を誘導。

腸管の炎症を抑制するメカニズムが考えられます。

ビフィズス菌の増殖を抑制しない。

乳児の腸内細菌バランスの形成を邪魔しないので、自然に腸内環境の改善が望めます。

※2 Santas J. et al. Int J Pharm Bio Sci 2015 Apr; 6(2): (P) 458 - 466

※3 Tintore M. and Cune J. Int J Pharm Bio Sci 2017 Jan; 8(1): (B) 281 - 288

摂取した乳児の腸内細菌叢で、ビフィズス菌が有意に増加しました。

「ビフィズス菌・乳酸菌ミックス」を摂った乳児の腸内細菌叢を調査しました。その結果、ビフィドバクテリウム属の細菌が有意に増え、大腸菌属や赤痢菌属の細菌が減ることが確認されました。

プロバイオティクス(ビフィズス菌・乳酸菌ミックス)を摂取した乳児で腸内環境の改善が確認

細菌数の割合の変化
実験内容
■対象:21-120日齢の乳児、10人(母乳、人工乳を両方飲用)
■実験方法:
ランダム化プラセボ対照二重盲検
<群構成>

 グループ①:

プロバイオティクス摂取群/ビフィズス菌・乳酸菌ミックス(B. longum KABP-042 & P. pentosaceus KABP-041)を1.0×109 CFU※(=10億個)含むドロップを摂取した群(n=6)

 グループ②:

プラセボ摂取群/ビフィズス菌・乳酸菌ミックス(B. longum KABP-042 & P. pento saceus KABP-041)を含まないプラセボドロップを摂取した群(n=4)

<方法>
ビフィズス菌・乳酸菌ミックスを含むドロップ、またはプラセボドロップを二週間の間、毎日摂取させ、摂取前後での腸内細菌叢を検査し、細菌数の割合の変化を計算しました。
※CFU:菌の量を表す単位

Tintore M.and Cune J.Int J Pharm Bio Sci 2017 Jan; 8(1):(B)281-288

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注:B. longum KABP-042とP. pentosaceus KABP-041はそれぞれ本ページに引用している論文中のBifidobacterium longum CECT7894、Pediococcus pentosaceus CECT8330を指します。