N-アセチルグルコサミンのサムネイル画像:えび

肌と関節に!

N-アセチルグルコサミン

肌と関節に!“ヒアルロン酸”と“グルコサミン”、2つの特性を発揮する注目成分です。 N-アセチルグルコサミンの効果についてご説明します。

「N-アセチルグルコサミン」は体内でヒアルロン酸に変化する特長があります。つまり、「ヒアルロン酸」と「グルコサミン」、2つの特性を発揮する画期的な成分なのです。母乳にも含まれ、甘く飲みやすいのも特長。私たちはエビやカニの外殻からキチン(※)を抽出し、酵素で分解して作っています。

※キチン:エビやカニの外殻に含まれるN-アセチルグルコサミンからなる高分子

N-アセチルグルコサミンの効果メカニズム

グルコサミンを摂取すると、体の中で一度「N-アセチルグルコサミン」になり、その後、ヒアルロン酸に変化します。変化する途中、エネルギーとして消費されたりするため、実際に体内で使われるのは、摂取した量の約8%のみ。「N-アセチルグルコサミン」は、体内で直接ヒアルロン酸に変化するので、グルコサミンの約3倍(約25%)、効率よく使うことができるのです。

ヒアルロン酸摂取よりも高い、肌での保湿力を発揮

N-アセチルグルコサミンを摂取することで、皮膚の水分量が改善されました。

乳飲料250mLに、N-アセチルグルコサミン500mgを入れ、1日1回8週間飲んでもらいました。「摂取前」「摂取から4週間後」「摂取から8週間後」の3回にわたり、皮膚の水分量を計測したところ、皮膚の水分量の改善が確認されました。

実験内容

被験者

肌が乾燥がちな女性 39名 (平均年齢: 37.7才)

実験方法

被験者を下記の3つのグループに分類しました。
グループ①:乳飲料 (250 mL) + 500 mg N-アセチルグルコサミン
グループ②:乳飲料 (250 mL) + 50 mg ヒアルロン酸
グループ③:乳飲料 (250 mL) + 添加なし(プラセボ群)
1日1回8週間、連続投与。摂取前、4週間後、8週間後の計3回、皮膚水分量を計測しました。

関節痛を改善する

中高年の方に多い、膝の痛み。原因は加齢とともにすり減った軟骨の変形によるもの。
臨床試験においても、N-アセチルグルコサミンに関節痛の改善効果があることが認められています。

治療成績判定基準値の総得点の変化のグラフ、プラセボと比較し、N-アセチルグルコサミン500mg、1000mgの摂取の方が改善率がよい。

N-アセチルグルコサミンを摂取することで、 変形性膝関節症が改善されました。

低脂肪乳に、N-アセチルグルコサミン500mg、1000mgを入れ、1日1回8週間飲んでいただきました。「摂取前」「摂取から4週間後」「摂取から8週間後」の3回にわたり、主治医が関節痛の程度を評価したところ、N-アセチルグルコサミンを摂取した被験者に変形性膝関節症の改善が認められました。

実験内容

被験者

変形性膝関節症患者31名 (平均年齢: 74.4±8.3才)

実験方法

被験者を下記の3つのグループに分類しました。
グループ①:低脂肪乳+ 500 mg N-アセチルグルコサミン
グループ②:低脂肪乳+ 1000 mg N-アセチルグルコサミン
グループ③:低脂肪乳+ 添加なし(プラセボ群)
1日1回8週間、連続投与。摂取前、4週間後、8週間後の計3回、主治医によって評価されました。

梶谷祐三、梶本修身、又平芳春:新薬と臨床,Vol.52,No.3(2003)

研究員からのひとこと

肌や軟骨を構成する「ヒアルロン酸」の
素となるのが、N-アセチルグルコサミンです。

社会的なストレスの増大や高齢化社会が進む中で、お肌の荒れや関節痛に悩む方が多くなっています。N-アセチルグルコサミンは天然由来の成分で、体の中では皮膚や関節に存在します。N-アセチルグルコサミンの研究が、お肌の悩みを持つ方やお年寄りの方々にとって、より良い暮らしをできるように役立つことを願っています。

博士(薬学)藤井 俊秀氏の顔写真

博士(薬学)
藤井 俊秀