レモンマートルの葉の写真

筋肉の素になる筋サテライト細胞を活性化

レモンマートル由来カスアリニン(1)

筋肉の素になる筋サテライト細胞を活性化する成分です。
レモンマートル由来カスアリニンの機能についてご説明します。

レモンマートルとは、オーストラリアに自生しているハーブの一種であり、現地では古くから料理や癒しの植物として利用されています。
レモンマートルの葉から抽出した成分が「レモンマートル由来カスアリニン」です。

参考文献:

Xiaolan L. et al.; WAARM Journal, 4, 21-31(2021, 2022)

Focus on Lemon Myrtle, RIRDC Pub. No.14/117

レモンマートル由来カスアリニンの効果メカニズム

「レモンマートル由来カスアリニン」の大きな特徴は、筋肉の素になる筋サテライト細胞を活性化することです。
筋サテライト細胞とは、骨格筋の筋線維に存在し、筋肉の肥大や修復に深く関与する細胞です。普段は休眠状態にありますが、運動などの刺激や筋肉の損傷によって活性化・増殖し、筋線維を太くしたり、筋肉の損傷を修復する役割を担っています。筋サテライト細胞を活性化することは、筋肉をつくる力を高めることにつながります。

レモンマートル由来カスアリニンの筋肥大促進効果

筋肉量は加齢と共に減少しますが、部位によってその減少スピードは大きく異なり、特に大腿部前面(太ももの前面)の筋肉は衰えやすいことが知られています。歩行能力に深く関わる大腿前部の筋肉を維持することは、サルコペニア(加齢により筋肉量や筋力が顕著に低下した状態)の予防に非常に重要です。

参考文献:

Abe T. et al.; AGE. 36, 813-821(2014)

レモンマートル由来カスアリニンの摂取により、自重トレーニングと併用することで、大腿前部の筋肉の厚さが有意に増加しました。

実験内容

※ダンベルやマシンなどの器具を使わず、自分自身の体重を負荷にして行うトレーニング。今回の実験の自重トレーニングは、3メッツ程度(普通歩行と同程度の負荷)

研究員からのひとこと

筋肉サポート成分『レモンマートル由来カスアリニン』

超高齢社会の現代において、加齢による身体機能の低下は大きな社会課題となっています。
特に、サルコペニアの予防は身体機能を維持する上で重要な観点の一つと考えています。

私たちは、筋肉の維持に役立つ成分を探し求めて10年以上ものあいだ、様々な素材を評価してきました。
その中で見出した成分が“レモンマートル由来カスアリニン” です。
この成分が、健康的な生活を送るための一助となれば幸いです。

博士(理学)本田 研究員