
筋肉の素になる筋サテライト細胞を活性化
レモンマートル由来カスアリニン(3)
「レモンマートル由来カスアリニン」は筋肉の素になる筋サテライト細胞を活性化します。
ここでは、筋サテライト細胞がどういうものなのか詳しくご紹介します。
骨格筋について
骨格筋は筋線維の束(筋束)で構成されており、筋線維一本一本を太くすることで、筋肥大がおこります。筋線維は、筋原線維で構成され、さらに筋原線維は筋タンパク質から成っています。
筋タンパク質は日々合成と分解を繰り返しており、筋力トレーニングやタンパク質(アミノ酸)の摂取などによって筋タンパク質の合成が優位になると、筋線維が太くなり、筋肥大がおこります。一方で、加齢に伴って筋タンパク質の合成が衰え、分解が優位になることで筋線維がやせ細り、骨格筋量の減少につながると考えられています。
加齢に伴い筋肉量や筋力が顕著に低下した状態はサルコペニアと呼ばれ、身体機能の低下や活動量の低下など健康状態の悪化にもつながります。

筋サテライト細胞とは
サルコペニアは、上記の加齢による筋タンパク質の合成と分解のアンバランスだけでなく様々な要因によって引き起こされますが、最近注目されているのが「筋サテライト細胞」の衰えです。筋サテライト細胞は、筋線維に存在し、骨格筋の再生(修復)や肥大化に深く関与しています。筋線維1本あたり、数個〜数十個の筋サテライト細胞が接着していますが、通常は休眠状態にあります。運動などの刺激や筋肉の損傷によって筋サテライト細胞は活性化・増殖し、筋線維に融合することで、筋線維を太くしたり、筋肉の損傷を修復する役割を担っています。
しかしながら、加齢によって筋サテライト細胞の数や働きは低下することがわかっており、加齢とともに筋肉をつくる力は衰えてしまいます。これがサルコペニアの一因であると考えられています。

レモンマートル由来カスアリニンによる筋サテライト細胞の活性化

Yamamoto A. et al.; Nutrients. 14(5), 1078(2022)を改変
レモンマートル由来カスアリニンは筋サテライト細胞を活性化することが、細胞試験および動物試験で明らかになっています。
これは従来の筋肉ケア成分にはほとんど見られない独自の作用です。
レモンマートル由来カスアリニンによって、筋サテライト細胞の働きを高める効果が期待されます。